4年生になったので、東大の3年生の1年間を振り返る

こんにちは。4月からどうやら大学4年生です。実感はありません。時が経つのは早いですね。
僕は一浪 & 一年休学しているので、院進した人間以外の同期はだいたい就職してしまいました。みんな毎日働くなんて偉いなぁ〜て感じで、まだまだ他人事です。

さて、大学3年生の1年間を振り返っていなかったので、この記事でざっくり振り返ろうかなと思います。

勉強について 🎓

とりあえず大学生活から。3年生の1年間はオンライン授業のおかげ(せい)で、「大学の講義を受けるために大学に行く」というイベントが一度も発生しないという異常な1年間でした。幸い自分の学科は情報系ですので、講義はすべてオンラインではあったものの、快適に受けることができていたのではないかと思っています。オンライン講義へのシフトについては東大の対応は本当に素晴らしかったと思います。

オンラインの講義は(寝過ごさない限り)遅刻することが無いので、家の環境が充実している人にとっては非常にありがたいです。僕は大学入学時は駒場の近くの狭い部屋で暮らしていたので、部屋に勉強机もないような状態でしたが、2年次に少し遠くの広めの部屋に引っ越していて、現在はデスク周りも充実しているので助かりました。

単位については、卒業研究関連を除くと残り5単位を取得すれば卒業可能、という状態になりました。ほぼほぼ終わりの状態なので、4年生はしっかり研究と将来について考える時間にしたいです。

論文を読むことを習慣にできるようになったよ

興味ある論文を見つけて読むことが習慣になってきました。特に HCI 分野の研究を見ることが多く、最新の研究ではこんなことができるのか〜、近いうちにこんなことができるようになるのか〜なんて毎日ワクワクしています。

読んだ論文は自分なりのフォーマットに沿ってまとめています。せっかくなのでまとめたものを何か公開できないかと思っていたのですが、知り合いの弁護士さんに相談してみたところ著作権的に厳しそうなので控えておきます。

面白かった・印象的な講義をいくつか紹介

3年生で履修した印象的な講義をいくつか紹介します。

情報数理科学Ⅱ

うちの学科の科目です。Open Data Structures という分かりやすいデータ構造の入門書を読み進めながら、データ構造について勉強する科目です。pdf 版は日本語版も無料で読めますが、読みやすく体裁を整えて書籍化した「みんなのデータ構造」という本としても販売されています。データ構造に興味がある人にとっては非常に良い入門書になるのではないかと思っているので、興味があれば調べてみてください。

計算数理Ⅰ

多分理学部数学科の講義?のハズです。内容は下の参考書に書いてあるような数値解析の基礎を扱っており、先生のオンライン講義へのスムーズな対応(Sセメスターの講義でした)にも、内容のわかりやすさにも感動しました。非常に分かりやすく内容の理解ができ、この分野についての基礎知識をつけることができました。

総合情報学実習

うちの学科の科目です。研究室にお試し配属されて、約1ヶ月間の期間で研究室ごとに色々な体験ができます。自分は論文を毎週読んできてその内容についてディスカッションしたり、ある課題を解決するものを実装して研究室の皆さんの前で発表したりしました。論文の読み方・研究の進め方・研究の雰囲気について現場のプロのフィードバックを受けながら理解を深めるめちゃくちゃステキな機会でした。最後に配属させてもらった研究室は先生に連絡して、12月から3月までの約4ヶ月間もの間、定例に参加させていただき、色々勉強になりました。先生方の都合が合うならば、Sセメからの通年の講義にしてもっと多くの研究室に行ってみたかったです。

メディアコンテンツ特別講義Ⅱ

工学部の苗村先生の講義です。オムニバス形式で、広く情報をテーマに様々な分野で活躍されている方の話を毎週聞くことができます。めちゃくちゃ面白い研究をされている方が多くて、自分の創作意欲が刺激されるだけでなく、将来こういう研究室に行きたいなぁといったイメージが膨らむ良い機会でした。

東大発オンラインメディア UmeeT のデザイン・実装とか色々ずっとやってた 👨‍💻

todai-umeet.com

東大生ならご存じの方も多いかもしれませんが、UmeeTという東大生にフォーカスしたオンラインメディアの裏方の作業をやってました。
UmeeT は3月くらいにド派手にリニューアルさせていただいて、その後も組織内の環境整備や盛り上げ、定期的なメンテナンスや新規機能追加、アクセスデータ解析など色々とやってます。デザインと裏側の管理画面は基本的に僕がやっていて、あとはもう一人のエンジニアの友人と頑張ってます。

UmeeT はエンジニア・ライター・SNS運用などあらゆる面においてやりたいことに対して圧倒的にリソース不足なので、これを読んでいる東大生の UmeeT に少しでも興味がある皆さま、とりあえず雑でもいいので連絡ください。待ってます。

総括?あと将来について

他にもバイトやフリーランスとして受けたお仕事など色々やらせていただきましたが、省略します。1年間めちゃくちゃ成長できましたが、同時に自分はまだまだ何もできないなぁと無力感を感じた一年でもありました。

オンラインでの活動が多くなり、色々と充実した面はありますが、どうしても「この一年はなんだったんだ」感が若干残ってしまっています。身体を動かす機会がほとんど無くなって常に疲労感があるし、家の中でオンオフの切り替えをするのは結構難しいです。あとシンプルに記憶がないんだけど。学びも成長も確実にあったはずだし、ここに書いた内容以外にも色々なことをしているんですが、空っぽな一年間だったような気がしてしまいます。早く COVID-19 が収束して、インターネット以外の体験も充実させたいです。

そうだ、就職するか院進するか悩んでいたんですが、院進します!ということで今年は院試を受験しようと思います。社会に出るのがまだまだ先になってしまいますが、研究に打ち込みつつ引き続き色々なことにチャレンジできればと思っています。

最後に、読んで良かった本などの紹介

2020年も色々本を読みました。せっかくなので最後に印象的だったやつを紹介します。ちなみに以下のリンクから興味があるやつを買ってもらえると、ほんの数%程度僕にお金が入ります。何卒 🙏🙏🙏

本当にめちゃくちゃ分かりやすく Deep Learning の基礎を理解できる内容になっています。多少の線形代数と微積分の知識があって、Python にそこまで抵抗がなければ十分読めると思います。自分は1日1章程度のペースで、内容を理解しつつ手を動かして実装しながら進めました。「Deep Learning って聞くけどあれ何なん」くらいの食わず嫌いをしている人にオススメできるかも。

まさに「生活に溶け込む情報技術のデザイン」についての本。「融けるデザイン」とか読んだ人はこっちも読んで欲しいです。現在では斬新で画期的な内容というわけではないですが、個人的にはすごく共感できて大切にしたいなと思える概念です。

「推しが炎上した。ファンを殴ったらしい。」の書き出しがめっちゃ好きです。全体的にリズム感がよくて、かなり読みやすく2時間弱くらいで一気に読み切ってしまいました。
ただ推しのアイドルが炎上するという出来事が起こるだけで、何かやばい事件が起こるとかそういう話ではなく、ひたすら現代の若者っぽい日常が淡々と進んでいくだけ。主人公の推し・推すことに対する考え方が言語化されていて面白かったです。同年代の人は結構読んでいてリアルな印象を持つのではないでしょうか。

みんな大好きチェンソーマン。僕はチェンソーマンのために人生で初めて毎週ジャンプを買って読むようになったんですが、毎週のジャンプ発売が楽しみでしょうがなくなるくらい、展開が予測できない楽しい漫画でした。11巻で1部は一応完結しているので、まだ読んでない方はぜひ読んでください。

芸大に入学して色々する話なんですが、美術というより創作一般に通ずるアツい感じが描かれているステキな漫画です。

ほどよい田舎のリアルな絶望感があって好きです。現在4巻まで出ていますので、ぜひ一緒に続きを追いかけましょう。最近はどんどん話がカオスになってきています。

サトゥー

その他、最近は「新しいメディアの教科書(佐々木俊尚)」や「私の個人主義(夏目漱石)」あたりを移動時間中に kindle で読み進めています。移動時間がそもそも少ないので全然進んでないです。どっちも面白いので乗り過ごしがちです。

みなさん、aikoの新しいアルバムは買いましたか?めちゃくちゃイイのでストリーミングだけじゃなく買ってくださいね。僕はCDプレーヤー持ってないのに好きなアーティストのCDは買う派です。

この記事を書いた人

サトゥー

東京大学で教養の海に溺れています。