こんにちは。9月16日で僕は24歳になってしまいました。もうあと6年で30歳と考えると、人生ってめちゃくちゃ短いな、と改めて思います。そんな感じで毎日過ごしています。
せっかく久々にブログを更新する気になったので、これまでやっていたことや今の状況や気持ちなどを色々ここに書いておこうと思います。
報告: 大学院に進学します。
来年の4月から東京大学大学院学際情報学府学際情報学専攻総合分析情報学コースというところに進学することが決まりました。本コースの細かい話などは公式サイトに任せるとして、事の経緯などを書いてみます。
そもそも何故大学院進学を選んだのか
まだ自分の中でイマイチ言葉にしきれていないのですが、理由や要因を挙げるとすれば↓のようになると思います。
- 自分の中で満足いくレベルの専門性が習得できていない(かつ、もう少し頑張れば得られそうな気がする)
- 「僕はこれをした」という何かが欲しい、研究なら成果がフォーマットとして分かりやすい
- (どうせ普通に就職しない気がするので)もっと教養の海に溺れてたい
- というかぶっちゃけキャリアプランが全く見えてない
あれ、なんかネガティブ…
書き出してみるとこんな感じになってしまってますが、大学院での2年間は結構楽しみですし、研究モチベ低いけどなんとなく進学、というワケでは決してありません。最後までめちゃくちゃ院進か就職か悩んでました。
大学院入試対策について
院試対策についても少し書きます。需要や質問があればより詳しく書こうと思います。
第一志望の総合分析情報学コースは、筆記試験が無く、実質的に書類(主に研究計画書)と面接だけの試験だったので、それぞれに対して重点的に対策しました。そのため、普通の大学院入試対策とは少し毛色が異なるかもしれません。
まずは書類について。
英語の成績については、東大にしては珍しく TOEIC のスコアを利用することができます。自分は3月に受験したTOEICのスコアを利用しましたが、東大生は(総合文化や情報理工など)他に受験する可能性を考えると、なるべくTOEFLのスコアを取っておくことをオススメします。
TOEICのスコアは865です。高いのか低いのかよく分かりませんが、多分大学院入試でマイナスに働くことは無かったかと思います。
つぎに研究計画書について。ここが入試の中でいちばん重要なのではないかと個人的には思っています。A4で5枚のフォーマットに従って、自分の大学院での研究計画について書きます。論文の実験結果以外のセクションを書く感覚で書き進めました。
自分は6000文字程度のコンパクトな分量に収めましたが、「その研究のどこに新規性があり、どういう根拠で実現可能と考えられ、どのような価値があるのか」をしっかりまとめました。研究計画の分野についてどれだけリサーチができているのかを見られているのではないかと考えています。
ざっくり書いた内容です↓
- その研究アイデアは「誰の」「どんな課題に」「どのように」アプローチしているのか
- 着目した課題についての背景、なぜその課題を選択したのか
- その研究アイデアによって例えばどのようなことが実現されるのか
- なぜそのアプローチを採用するのか、他アプローチを試した研究は存在するのか
- そのアプローチは技術的に実現可能なのか、その根拠およびアプローチをより具体的に書く
- どのような順序で研究を進めていくのか、課題を細分化・より小さな課題に分解して書く
- ↑で得られたより小さな課題についても解決可能性の見通しやその根拠があれば書く
- その研究アイデアはどのように評価するか、どのような指標が得られれば「成功(仮説通り)」なのか、比較対象があるなら比較できる根拠とともに明記する
教員には一切見てもらっていませんが、友人に読んだ感想をもらったりなどしていました。もし教員などの専門家に見てもらえるのなら利用するべきだと思います。東大を受験する外部生の方と定期的に連絡をとっていたのですが、その人は研究室の先生にめちゃくちゃ添削してもらえたそうです。
結局自分は書類審査(一次試験)を突破し、二次試験である口述試験を受験することになります。口述試験はZoomで実施され、与えられた課題に対して7分間発表、7分間質疑応答というものでした。
発表についてはスライドが利用可能であったため、自分は研究計画の内容に結びつけて、スライドを利用して(ほぼ)自分の研究計画のプレゼンをしました。(正直な話をすると本番2日前から対策を始めました。)質疑応答は第一志望の教員からの優しい(愛のある、という意味で)質問ばかりで、適度な緊張感の中のびのびと会話することができました。
口述試験から一週間後に合格発表。あっさり合格通知をゲットすることができて良かったです。数カ月間続いたストレスが消えて、かなり目の前のことに集中できるようになってきました。
(一応やってたので)就活について
大学院入試不合格のときのために、就活も1社だけ受けていました。日系大手の文系就職で、ありがたいことに内定を頂いてしまいました。
就活については、ESや面接をしっかり対策して、第三者に見てもらって何度も練習することがとにかく大事です。質問に適切に・簡潔に答えられているのか、自分のアピールしたい点を一貫性を持って伝えられているのか、ロジカルに考えられているのか、他人に見てもらいながら練習しましょう。スクリプトを書いて推敲、は推奨します。
自分は時期的に同期の就活がほとんど終了していたため、最初から最後まで就活ガチ勢同期にめちゃくちゃアドバイスを貰いながら進めていました。おかげで、大学院以降の就活にも転用できるような自分の就活テンプレや面接テンプレが形になっていてすごく助かっています。
今後について
とりあえずまずは卒業研究を急ピッチで進めるとともに、残りの単位を取得して大学を卒業できるようにがんばります。4月からは大学院生として、今やっている研究の続きをしながら、技術をどんどん学び、手を動かしながら広く深く考える人間になれるように強く生きます。
院試と卒業研究と就活を並行で進めるのはなかなかキツく、当時やっていたアルバイトを一度すべて辞めてしまいました。10月からぼちぼち再開していきますが、今とても目の前のお金に困っています。だれかバイトを、案件を紹介してくださいお願いします。

誕生日プレゼントも、別にまだ間に合いますよ…?やっぱり貰ったら嬉しいもんですよ…?
最後に最近鬼リピしてるやつを貼って終わりにします。
質問(https://satoooh.pageful.app/request)もしくはコメント(↓から)どしどし待ってます!ではでは。